現代軽文学評論

ライトノベルのもう一つの読み方を考えます。

その他文庫

2018年の回顧と雑感

2018年は個人的には慌ただしく1年で、記事更新の回数が減ってしまいました。回顧と雑感を書きながら、最近刊行されているいくつかの作品について語りたいと思います。

ライトノベルにおけるアンソロジーの位置とその歴史

今回は、前回の記事「アンソロジーの味わい」の番外編。ライトノベルにおいてアンソロジーがどういう意味を持っているのか、どのような素晴らしい作品があるのかを紹介します。

短編小説賞と「家族」問題 ー 五十嵐雄策『幸せ二世帯同居計画』

五十嵐雄策『幸せ二世帯同居計画』(電撃文庫、2016年11月発売)が刊行されました。知る人ぞ知る、作者のデビュー作です。それは、短編小説賞の受賞作であり、しかも当時珍しかった「家族もの」でした。そんな作品を今回は紹介します。

読み手に挑戦するライトノベル ― 米倉あきら『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』

米倉あきら『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』(HJ文庫、2013年3月発売)が一部で話題になっています。私も一読して衝撃を受けました。この「奇書」について今回は考えてみたいと思います。