現代軽文学評論

ライトノベルのもう一つの読み方を考えます。

2013-01-01から1年間の記事一覧

軍事リアリズムは米軍基地を描く?

ライトノベルはエンターテイメント小説ですが、実は政治の争点となったり、社会問題とされたりする題材が描かれています。今回は、ストーリーのなかの「軍事リアリズム」と結び付いた米軍基地という題材について考えてみます。

読み手に挑戦するライトノベル ― 米倉あきら『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』

米倉あきら『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』(HJ文庫、2013年3月発売)が一部で話題になっています。私も一読して衝撃を受けました。この「奇書」について今回は考えてみたいと思います。

富士見書房と築地俊彦

ファンタジア文庫における2000年代のラブコメ+ファンタジー路線を牽引した代表者・築地俊彦。ところが、ファンタジア文庫は、2010年代に入って路線の変化を見せています。今回はこの路線変化と築地俊彦について語ってみます。

Changing Times, Changing Publishing

初めまして、Bun Sekidateです。ライトノベルを中心にアニメ・マンガなどを論じるブログを立ち上げるに当たり、ライトノベルの出発点を電撃文庫を題材に考えてみようと思います。そのうえで、本ブログの基本方針について書いておこうと思います。