現代軽文学評論

ライトノベルのもう一つの読み方を考えます。

2018-01-01から1年間の記事一覧

かくしてお祭り騒ぎは始まった ― 山中智省『『ドラゴンマガジン』創刊物語 狼煙を上げた先駆者たち』

今回は、ライトノベルに関する専門研究者の本を紹介します。1980年代後半~90年代前半の、ライトノベル黎明期の「お祭り騒ぎ」の時代について考えるきっかけとなれば幸いです。

白鳥士郎の苦悩と躍進と2010年代のライトノベル

『りゅうおうのおしごと!』特集第3弾の今回は、作者・白鳥士郎にスポットライトを当てます。2010年代のライトノベルの動向と重ね合わせながら、白鳥士郎の苦悩と躍進について語ります。

もう一つの師弟関係、あるいはオッサンの熱くてシブい戦い ― 白鳥士郎『りゅうおうのおしごと! 7』

白鳥士郎『りゅうおうのおしごと!』は、師弟関係を重要なテーマにしています。今回は、主人公の師匠=オッサンの熱くてシブいたたかいの物語ついて語ってみたいと思います。

『りゅうおうのおしごと!』の押さえておきたいポイント

現在放送中のアニメ『りゅうおうのおしごと!』が話題です。本作は、私も大好きなお話なので、これから全3回に分けて語ってゆきたいと思います。第1弾は、イントロダクションとして本作の押さえておきたいポイントについて語ります。

かくも饒舌な青春の物語 ― 大澤めぐみ『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』

大澤めぐみ『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』(角川スニーカー文庫、2017年11月発売)。饒舌でありながら、一つひとつの言葉が胸に染み入るような、とても繊細な作品を紹介します。