現代軽文学評論

ライトノベルのもう一つの読み方を考えます。

作品論

素晴らしきものへの愛を語る ― トネ・コーケン『スーパーカブ』

こんにちは。こんな零細で長文で小難しいブログでも、続けていれば多少は読んでくれる人がいるのでしょうか、先月に引き続き今月もPV数が100を超えました。とても嬉しく思います。この投稿で記事がようやく10件目になりますが、まずは月刊ペースでじっくり取…

彼女の「革命」の精神 ― 仙波ユウスケ『リア充になれない俺は革命家の同志になりました』

こんにちは。最近の学園もののライトノベルでは、スクールカーストを題材としたものが多く見られます。渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(小学館ガガガ文庫、2011年~)が大ヒットしたことが原因でないかと思うのですが、後に続く作品は色…

みんはな10年前のことを覚えているかい? ― 木緒なち『ぼくたちのリメイク』

こんにちは、お久しぶりです。こんな不定期更新のブログでも、はじめて1ヶ月で閲覧者数100を超えると少し驚きです。今年1月に書いた豊田巧『異世界横断鉄道ルート66』の記事を作者さんご本人がFacebookで紹介いただいたのが原因のようです。こんな小難しい文…

劇場版が原点を再発見させる ― 川原礫『ソードアート・オンライン』

こんにちは。最近、話題になっている劇場版『ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を観てきました。劇場に足を運ぶ価値のある、良作だったと思います。 今回の劇場版は、原作者の川原礫が脚本を担当し、音楽の梶浦由記も実に良くて盛り上がり…

「異世界」とはどのような世界なのか ― 豊田巧『異世界横断鉄道ルート66』

お久しぶりです。新しい記事をようやく書き上げました。今回は、いま流行りの「異世界もの」について考えてみたいと思います。 皆さんもご存知のように、2010年代に入ってから異世界を舞台とするファンタジー作品が再び多く出るようになりました。2ちゃんね…

短編小説賞と「家族」問題 ― 五十嵐雄策『幸せ二世帯同居計画』

随分と更新をサボっていました。再開したいと思いつつ、実に3年以上も書いていなかったことになります。この間、ライトノベルの動向も随分と変化しました。しかし、変化していない部分もあります。今回はそんなお話。 五十嵐雄策『幸せ二世帯同居計画~妖精…

読み手に挑戦するライトノベル ― 米倉あきら『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』

米倉あきら『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい - In terrible silly show, Jawed at hermitlike SENSEI -』(イラスト・和遙キナ、HJ文庫、2013年3月発売)が一部で話題になっています。私も一読して衝撃を受けました。 取り敢えず、HJ文庫がどう売り…